2011年2月7日月曜日

日本に行きたい

「日本に行きたい。だから、日本に帰る時に一緒に、連れて行ってくれるか。」

任地に来てから何度も言われたこの質問。

ネパールでは外国へ出稼ぎに行く人がかなり多い(私の周りのネパール女性たちも、だんなさんが出稼ぎで海外にいる率はかなーり高い)。だから、先進国である日本に行って働きたいという人もたくさんいて、いろんな人に「日本に連れて行ってくれ」と言われます。

もちろん、連れて行くことはできないので、こんな質問をされて、最初は困っていたのですが、

最近は

「すっごく小さくなれたら、かばんにこっそりいれて、連れて行ってあげるよ。でも、なれないでしょ?」

と冗談交じりに「できません」をアピールして返すようにしています。


けれど、今日出会った「日本に行きたい」人は、なかなかしつこかった。

彼は結婚適齢期のネパール人男性。両親も彼の結婚相手を探している最中だそう。

そんな彼に言われたのが「日本人の女の子を紹介してくれ」。

「へー、そんなに日本人の女の子がタイプなの?」と聞くと。

「日本人と結婚して日本のシティズンシップを得て、日本で働きたい」とのこと。

「えー、無理だよ。そもそも、そんな理由の人に、紹介なんてできないよ。じゃあ、2度、3度結婚してて、子どもがいる女性とかでもいいの?」と言うと。

「日本人の女性ならだれでもいい。頑張るから。」

頑張るって・・・・うーん、結婚ってそういうものかしら?と考えていると、

「プスパはどうなんだ。結婚する気はないか?」と私に聞いてきた!?

「無理だよ!日本にボーイフレンドいるし!!」とすぐさま断ると、

「じゃあ、君の妹はどうなんだ?」と聞いてくる↓

最後の最後は「ビザだけでも用意してもらえないか?」と聞かれて「それもできない」と言うと、「君はハート(心)がないのか。冷たいやつだ。」と言われる始末。

よくよく彼の話を聞くと、日本に行って、日本がどうやって発展したかを学んで、ネパールに還元したいとのこと。

その考えには納得できるけど、でも、結婚を手段として使うのは納得できないなぁ。

この一連のやりとり。普通のネパール人の話す会話のペースで行ったので、この後かなーり疲れて、しばらくだんまりでした。

まだまだネパール語は難しい・・・

けれど、最近、不平・不満・主張(買い物しててぼられた時とかetc…)とかは、すぐに出るようになってきた。それもどうなんだろう・・・

0 件のコメント:

コメントを投稿